【報告】企画展「鹿博プラネタリウム物語」

 本企画展は,令和6年度鹿児県事業「郷土の星座伝承新発見事業」の一環として,本館プラネタリウムの歴史や番組制作の様子,郷土の星にまつわる伝承文化を紹介することで,プラネタリウムや天文,郷土の魅力を伝える機会とする事を目的として実施した。
 内容については,プラネタリウムの誕生から日本,そして鹿児島に設置された経緯を紹介するとともに,これまで本館で運用してきた投影機を紹介した。
 また,本館のプラネタリウム番組制作の変遷と現在の制作の様子を紹介し,プラネタリウム番組ができるまでの過程を紹介した。
 さらに,過去に番組で紹介した星にまつわる伝承文化を紹介するとともに,本事業で新たに収集した資料を紹介した。
 関連行事としては,企画展中に3回,天文担当によるミュージアムトークを実施した。また,特別講演会として,明石市立天文科学館館長である井上毅氏に講演していただいた。
 企画展をとおして,多くの方にプラネタリウムはどんなものかを知っていただくことができた。また,天文分野についてはもちろん,星にまつわる伝承文化についても多くの方に興味をもっていただく良い機会となった。
 今後も,郷土に根ざしたプラネタリウム番組を制作することで,星や宇宙を身近に感じてもらうとともに,郷土の伝承文化を継承していく一助となればと思う。

日程:2025/01/11 ~ 2025/03/23
主催:鹿児島県立博物館
会場:鹿児島県立博物館別館 多目的スペース
URL:http://www.pref.kagoshima.jp/bc05/hakubutsukan/event/exhibition/2024kahakuplane.html



【報告】特別投映『ウクライナの星空の下で~春を告げる”ひばり”パン~』

 プラネタリウム解説員オレナ・ゼムリヤチェンコ氏を招聘し、佐世保やウクライナの 夜空をプラネタリウムに投映するイベントを実施しました。
 オレナ氏が、母国ウクライナの思い出や星にかける想いを話していただくことにより、参加者の国際理解及び天文を中心とした科学分野への興味関心が深まりました。特に、オレナさんによる生ウクライナ語講座では、プラネタリウム内で参加者が一斉に発音練習をすることで、よりウクライナの文化を身近に感じることができました。また、佐世保とウクライナの星座の捉えや見え方の違いを説明していただくことで、背景や習慣の違いを知ることができました。

日程:2025/03/16 ~ 2025/03/16
主催:佐世保市少年科学館「星きらり」
会場:佐世保市少年科学館「星きらり」 プラネタリウム室



【報告】ペーパードーム実験会「Paperdome Day7 in 東北」

 当初は「とよんかがく」の豊増さんと弊社のみによる小型ドームを用いて立体音響の実験会を行う予定でしたが、せっかくの機会なのでプラネタリウム100周年企画の最後の日でもあることから一般公開として、プラネタリム不在の地に小さなプラネタリム体験を提供することも、同時に行いました。
 時間帯を昼から夕方の時間を一般公開として簡易なプラネタリム体験と立体音響を体験いただき、それ以外の時間を一般の方も見学できる実験会として行いました。
 GWの後半だったためか、地元の小さい(歩けないレベル)お子様&家族が来場し体験いただきました。(家族連れの写真は掲載NGでした)また遠くは横須賀や仙台から来て体験いただけました。
 「小さい子供たちにプラネタリムを体験させたい!と思っていたのに遠いしグズりそうで迷惑を掛けそうだから行かなかった。まさかプラネタリウムが来るとは思わなかったので来てみた。もっとチャンとしたのやって欲しい」と言われたのが少し申し訳なくも思いつつ、求められているのかな?等思いました。
 また日を改めて、実験会ではなく投影会を行ってみたいと思いました。

日程:2025/05/05 ~ 2025/05/06
主催:有限会社スープスタジオ一級建築士事務所
会場:旧長井小学校第一校舎(寛ぎスペース2)



【報告】永田美絵 天文講演会「プラネタリウムで宇宙を語って」

 今回はプラネタリウム解説者の講演会とあり、実際に星空を投影したプラネタリウム解説の実演や、対談形式でプラネタリウムの歴史、解説者のお仕事についてお話をうかがいました。大変盛り上がりのある企画となり、終演後の交流タイムでは想定以上の参加者が殺到し、少々、混乱があったほどでした。

日程:2025/05/17 ~ 2025/05/17
主催:倉敷科学センター
会場:倉敷科学センター



【報告】プラネタリウム100周年記念×名古屋市科学館オリジナル商品

 このたびは、限定デザイン商品の販売に際し、多くのお客様にご来場・ご購入いただき、誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。
 今回の企画では、30代のお客様を中心に幅広い年代の方々にご好評をいただきました。特に、施設内でのイベント期間中には、年齢層を問わずさまざまなお客様にお楽しみいただき、多くの方に商品をお手に取っていただけたことを大変嬉しく思っております。
 皆さまからの温かいご声援やお言葉を励みに、今後もより魅力的な商品や体験をお届けできるよう努めてまいります。引き続きのご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

日程:2024/01/01 ~ 2025/05/31
主催:株式会社AQUA
会場:名古屋市科学館売店 Museum Shop Scientia



【報告】中高生のプラネタリウム発表会『ぼくらのプラネタリウム☆』

 2024年も開館日最後の12月27日に中高生のプラネタリウム発表会『ぼくらのプラネタリウム☆』が開催されました。都立立川高等学校(天文気象部)、中央大学附属中学校・高等学校(地学研究部)、桐朋中学校・高等学校(地学部)の天文系の部活動に加え、昨年度から3校の卒業生合同のチーム卒業生も参加して開催しました。季節の星空解説のほか、昨年話題になった紫金山アトラス彗星や流星群の話題のほか、ブラジル国旗にまつわる話もあり、充実した内容となりました。発表者と一般観覧者合わせて124人でにぎわいました。

日程:2024/12/27 ~ 2024/12/27
主催:東大和市立郷土博物館
会場:東大和市立郷土博物館 プラネタリウム



【報告】新展示「モリソン型プラネタリウム」

 2025年5月23日に、名古屋市科学館の天文館5階「宇宙のすがた」で新しい展示「モリソン型プラネタリウム」の仮公開をはじめました。1964年から2013年まで旧荒川区立教育センターで活用されていたモリソン型プラネタリウムを間近で見られます。仮設の解説パネルにモリソン型プラネタリウムとツァイス型プラネタリウムの違いやそれぞれの特徴、この投影機についての詳細を書いています。今後照明の追加調整や、解説パネルを正式版に入れ替える作業を行なっていきます。

日程:2025/05/22 ~ 2025/05/31
主催:名古屋市科学館
会場:名古屋市科学館 天文館5階


(この記事はJPAプラネタリウム100周年記念事業公認企画を実施された皆様からの実施報告をもとに作成しています。)

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