【報告】千葉県誕生150周年記念事業 令和5年度プラネタリウム上映会 千葉の星めぐり‐150年の歩みとこれから‐MEGASTAR-FUSION

千葉県誕生150年を記念したプラネタリウム上映会。千葉県の今と昔の星空をテーマに、プラネタリウムクリエーター大平貴之氏に新作を制作・上映した。
養老渓谷や小湊鐵道、木更津中の島大橋、房総のむらなど千葉県内各地の協力を得て撮影をした。千葉県をテーマにしたことで鑑賞された方々は、「感動した」「昔の景色を思い出した」「改めて千葉の良さを感じることができた」などの感想をいただいた。子どもから大人まで広い世代のお客様に見ていただき、千葉県誕生150年の歩みを一緒に体験できた。また、上映前にプラネタリウム100周年についても紹介することができた。

日程:2023/08/04 ~ 2023/08/23
主催:千葉県立現代産業科学館
会場:千葉県立現代産業科学館 サイエンスドーム
URL:https://fc.ccb.or.jp/movie/detail.html?CN=367282


【報告】プラネタリウム特別投影「明石市立天文科学館長、ブラック星博士特別投影」

11月12日(日)に企画展「プラネタリウムと愛媛」の関連イベントとして実施しました。
12:00からの投影は、明石市立天文科学館の井上館長の投影でゆったりとスタート。そのまま平和に投影が進むかと思いきや、ブラック星博士の手によって井上館長はブラックホールに吸い込まれてしまいました!ブラック星博士によって乗っ取られたプラネタリウムでは、投影機の奪取をもくろむブラック星博士と観覧者がクイズ勝負!四国初上陸でありながら得意のダジャレで来館者を魅了するブラック星博士に苦戦するものの、見事勝利し、無事に投影機を守ることができたのでした。
15:00からの投影は、ブラックホールから帰還した井上館長による、プラネタリウムの歴史についての特別投影を開催しました。途中、星空の解説をはさみつつ、ドイツ博物館で初めてのプラネタリウムが公開されたことや、プラネタリウムの仕組みについて、わかりやすく解説していただきました。

日程:2023/11/12 ~ 2023/11/12
主催:愛媛県総合科学博物館
会場:愛媛県総合科学博物館 プラネタリウム


【報告】企画展「プラネタリウム100周年」

本企画展は天文館5階の「宇宙のすがた」展示室で行った。この展示室には常設でツァイスⅣ型プラネタリウムをはじめとする「プラネタリウムの歴史」の展示物があるので、それらの展示を中心に、展示室全体を企画展会場とした。
また、ツァイスⅣ型は動態展示で保存されているので、企画展期間中は壁面に星を映し出し、現行の光学式プラネタリウム「ユニバーサリウムⅨ型」との星像比較ができるようにした。ツァイスⅣ型については当館で保管されていた納品時の図面を初公開し、スキャンしてデジタル化して展示した。さらに、ツァイスⅣ型とⅨ型の3Dモデルを制作し、それをアプリケーションの形で自由に回して見ていただけるようにした。
デジタル式プラネタリウムについては簡易ドーム(ペーパードーム)を設置し、現行のプラネタリウムシステムを解説する動画を流した。短い期間の中で多くの方に来場いただけた。プラネタリウム100周年は2025年の5月7日まで続くので、一部の歴史解説パネルやツァイスⅣ型図面は展示室に残して展示している。

日程:2023/09/26 ~ 2023/10/22
主催:名古屋市科学館
会場:名古屋市科学館


【報告】癒しの星空解説員永田美絵先生の特別投映~秋の星空散歩~

「コスモプラネタリウム渋谷」でチーフ解説員としてご活躍されている永田美絵様にご来館いただき、特別投映を実施しました。永田様の投映を心待ちにしていたお客様にたくさんご来館いただき、癒しの時間を共有することができました。
星座の物語や惑星の紹介など、参加者された皆様の興味津々な様子が印象的で、投映終了後は子どもたちの「楽しかった」という声がたくさん聞こえてきました。

日程:2023/10/01 ~ 2023/10/01
主催:佐世保市少年科学館「星きらり」
会場:佐世保市少年科学館「星きらり」 プラネタリウム室


【報告】プラネタリウム100周年記念講演「星空といん石」

プラネタリウム100周年を記念して、約100年前に起こった天文現象をもとに、天文研究家の浅田英夫先生による講演会を開催しました。
現在までにどのようにプラネタリウムが進化してきたか、海外のプラネタリウムの紹介のほかに、日本はプラネタリウム大国であること知っていただきました。当館のプラネタリウムについても、開館からリニューアルまでの歴史をお話ししました。
また、いん石が落下するとどうなるのかを、ハイブリッドプラネタリウムシステムのデジタル機能を活用し、アリゾナ州のバリンジャークレーターを見に行きました。いん石の基礎知識のほか、近年落下したいん石やこれらのいん石から地球を守るための組織や方法をお話しし、より関心を持っていただけました。
星空案内では、2023年10月21日21:00の空で「幸せの星」を見つけ、どのような意味があるのかを解説し、天文の普及に努めました。アンケートにも、浅田先生とシアタースタッフの解説がきっかけで、星空に興味を抱き「普段何気なく見上げるだけだったのですが、今日を機に星座も子どもと探してみようと思います。」とのお声をいただきました。

日程:2023/10/21 ~ 2023/10/21
主催:公益財団法人三重こどもわかもの育成財団
会場:三重県立みえこどもの城
URL:https://www.mie-cc.or.jp/map/blog/10%e6%9c%8821%e6%97%a5%e5%9c%9f-%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%8d%e3%82%bf%e3%83%aa%e3%82%a6%e3%83%a0100%e5%91%a8%e5%b9%b4%e8%a8%98%e5%bf%b5%e8%ac%9b%e6%bc%94%e3%80%8c%e6%98%9f%e7%a9%ba%e3%81%a8%e3%81%84/


【報告】企画展「プラネタリウムと愛媛」

愛媛県総合科学博物館では、プラネタリウム100周年に合わせ、2023年10月7日(土)~11月26日(日)に企画展「プラネタリウムと愛媛」を開催しました。
展示は①プラネタリウムの歴史②プラネタリウムの仕組み③愛媛県総合科学博物館のプラネタリウムの歩み④愛媛県内のプラネタリウム⑤プラネタリウムの投影の流れ、の5つのパートで構成しました。
注目の展示物として、愛媛県内で最初のプラネタリウムである愛媛新聞プラネタリウム(1964年開館)に関する資料(S-3 Venusの投影機、コンソール、図面および使用されていた解説テープ)がまず挙げられます。その他、E-1型、MEDIAGLOBE-Lite、E-5型、GSS-Heliosを加えた計5台の投影機の実機も注目でした。
その他、展示の開催に向けて、中学校も含む愛媛県内の固定式のプラネタリウム全てで、現地撮影、3Dスキャン、星を投影している状態での撮影を行い、「④愛媛県内のプラネタリウム」にて一覧にして展示をしました。なお解説パネルは、この時に撮影した県内にある投影機の写真を主に使用して作成しました。
プラネタリウムについて多面的に取り上げた展示を開催することで、来館者にプラネタリウム100周年について知っていただくことができました。

日程:2023/10/07 ~ 2023/11/26
主催:愛媛県総合科学博物館
会場:愛媛県総合科学博物館 企画展示室


【報告】ほっと一息♪プラネタリウム~100年前の星空編~

8月に実施したWS「100年前の星空でキーホルダーを作ろう」に参加した、約70名の作品(オリジナル星座)をプラネタリウムドームに投影しました。
WSに参加した方は、ドームに自分や友達の作品が映ると喜んだり、保護者に伝えたりするなど楽しそうにしていました。中にはご家族とともに何度も訪れてくれた方もいらっしゃいました。WSに参加しなかった方も、色々な星座を興味深そうに眺めていらっしゃいました。

日程:2023/10/01 ~ 2023/11/26
主催:福島市子どもの夢を育む施設こむこむ
会場:福島市子どもの夢を育む施設こむこむ 4階プラネタリウム


【報告】企画展「プラネタリウム100周年~地上の星、ドイツに生まれて1世紀~」

本企画展は、プラネタリウム100周を年記念してプラネタリウムの歴史を振り返りながらプラネタリウムの魅力と未来の発展につなげることを目指して実施しました。プラネタリウムの歴史・変遷等の説明コーナーや、恒星球カットモデル、また当館開館時(昭和63年)から平成19年まで活躍した「GSSⅡ投影機」の実物の展示などを行いました。大人向けの企画展だったため、アンケート結果からも、プラネタリウムやプラネタリウム投影機に興味のある方が、目的をもって本企画展にお越しいただき、じっくり落ち着いて展示物を堪能していただいている様子が伺われました。

日程:2023/09/30 ~ 2023/10/22
主催:さいたま市青少年宇宙科学館
会場:さいたま市青少年宇宙科学館 1階特別展示室


【報告】スペシャルプラネタリウム 「プラネタリウム100周年記念講演 地上に星空を」

開催中の企画展「近代プラネタリウム誕生100周年- The Planetarium Story -」の関連企画として、プラネタリウムの歴史などに造詣が深い伊東昌市さんによる講演会を行いました。
講演では、光学式投映機の誕生にまつわるお話とともに、そのルーツである天球儀や天体運行儀などについて、伊東さんが実際に海外の博物館などを見て回った時の写真やエピソードとともに解説してくださいました。また、プラネタリウム機能を使って、富山からドイツ博物館へ行ってみたり、地中海周辺の地理的関係をマップで表示させながら解説を行ったりしました。最後は、現在までのプラネタリウムの発展とともに、今後の未来についての考えなどを語っていただきました。

日程:2023/11/12 ~ 2023/11/12
主催:富山市教育委員会(富山市科学博物館)
会場:富山市科学博物館 プラネタリウム室


【報告】企画展「プラネタリウムの歴史と大阪」

本企画展では、誕生から現在まで発展を続けるプラネタリウムの歴史を概観するとともに、大阪に登場した日本初のプラネタリウムや電気科学館の活動、今に受け継がれた伝統を、おもに当館所蔵の資料などで紹介しました。
電気科学館開館当時には、プラネタリウムとは何かを説明するプラネタリウム自体の解説パンフレットが発行され、また、開館前には館内向けにプラネタリウムの機構、機能、演出、基礎となる天文知識などをまとめた解説書「遊星儀詳解」も作られました。こうした当時を伝える貴重な実物資料を展示し、来館者のみなさまにご覧いただきました。
また、カールツアイスⅡ型投影機の仕組みや、補助投影機の実物も展示し、いまの大阪市立科学館につながるプラネタリウム解説の流れ・演出などが伺える資料なども合わせて展示することで、機械だけでなく解説者や科学館の活動も感じ取っていただけるような企画展としました。
期間中には、地下1階プラネタリウムホール前にあるカールツアイスⅡ型投影機と合わせて、本企画展をご覧いただいた方も多かったようです。

日程:2023/08/30 ~ 2023/11/05
主催:大阪市立科学館
会場:大阪市立科学館


【報告】特別講演会「プラネタリウムは宇宙への窓 プラネタリウムの誕生と進化の歴史」

去る11月11日(土)、特別講演会「プラネタリウムは宇宙への窓」開催しました。
講師には、世界中のプラネタリウムを視察し、日本のプラネタリウムの発展に大きく貢献した 伊東昌市先生(元国立天文台専門研究職員)をお招きし、プラネタリウムの歴史のお話をしていただきました。伊東先生はお生まれが黒部ということで縁があり、これまでも度々当館の講演会に来ていただいておりました。今回の講演では、プラネタリウムの歴史に加え、4次元デジタル宇宙ビューワ「Mitaka」の投映という盛り沢山な内容でお話ししていただきました。プラネタリウム誕生の物語、そしてプラネタリウムから始まる宇宙の物語は、あっという間で、とても濃厚な時間でした。あらためてプラネタリウムがわくわくする場所だと気付かされました。
伊東先生、素敵な講演をありがとうございました。

日程:2023/11/11 ~ 2023/11/11
主催:黒部市吉田科学館
会場:黒部市吉田科学館


【報告】こども向けプログラム「ほしぞらクレヨン★ プラネタリウムのお話」

こども向けプログラムの中で、季節ごとに変わるショートストーリーが約8分あります。「プラネタリウムのお話」と題して、プラネくんというオリジナルキャラクターが、プラネタリウムの仕組みやプラネタリウムでできることを紹介しました。
光学式プラネタリウムの運動機能である、日周運動や緯度変化を使って星の動きを見てもらいました。さらに、デジタル式プラネタリウムでは、星座絵の色の変化や星の数の増減、星の形を星形にするなど、カラフルで賑やかな演出をしました。
特に、たくさんの星が出てきたときの反応が良く、こどもたちだけでなく、大人の方にも楽しんでいただけたようです。

日程:2023/09/02 ~ 2023/11/30
主催:宗像ユリックスプラネタリウム
会場:宗像ユリックスプラネタリウム
URL:https://yurix-planetarium.jp/kids/kids2023/


【報告】『星空をつくる機械』刊行記念 井上毅明石天文科学館館長サイン&ミニトーク会

明石市立天文科学館の井上毅館長による講演およびサイン会を開催しました。熱心な天文ファンの方にお集まりいただき、井上館長の著書『星空をつくる機械』の執筆の裏話、執筆時に実際に使用した資料の解説など興味深いお話を聞くことができました。特に昭和中期の古い雑誌、海外の発行物など、通常は手にすることもできないような資料に実際に触れることができ、プラネタリウムの歴史について立体的に知ることができるよい機会が作れたと思っています。

日程:2023/11/03 ~ 2023/11/03
主催:ジュンク堂書店明石店
会場:ウィズあかし 学習室704A


(この記事はJPAプラネタリウム100周年記念事業公認企画を実施された皆様からの実施報告をもとに作成しています。)